こんにちは。横浜元町・パーソナルトレーニングジムF-BUILDの藤本です。
先日、STC JAPAN のセミナーに参加してきました。
STCとは?
フランボッシュ(Frans Bosch)氏の『Strength Training and Coordination』という略で
従来の筋力トレーニングとは異なり、「筋力とコーディネーション(協調性)を同時に鍛える」ことを重視する理論です。
実際に話を聞き、ワークショップで体験することで、その革新性を身をもって感じることができました。
基本の理論を学ぶ
セミナーでは、まず理論について座学がありました。
トレーニング理論は
- 環境適応型トレーニング(エコロジカルアプローチ) – 競技環境や日常生活に近い条件でトレーニングすることで、より実践的な動作を強化する。
- 制約主導アプローチ – 体の構造、環境、タスク(動作)の3つの制約を利用しながら、自然に適応し最適な動作パターンを学習する。
- バラストエクササイズの活用 – 伝統的なウェイトトレーニングではなく、バランスを崩しやすい環境でのトレーニングを行う。
- 神経筋システムの最適化 – 筋肉単体ではなく、神経系と連携して適切なタイミングで力を発揮できるようにする。
- スティッフネス(剛性)の向上 – 筋肉と関節を適切に連動させ、力を効率よく伝えることで動作の安定性を高める。
座学を聞いているだけでは理解しきれない部分もありましたが、実際に実技で体験することで、より深く理解できました。
実技セッションでの気づき
セミナーの後半では、実際にトレーニングを体験する時間がありました。
最初に取り組んだのは、「1LEG ヒップロック」。
従来のスクワットとは異なり、
- 片脚でバランスを取りながら動作を行う
- 片脚でスクワットすることで、より実践的な筋力とコーディネーションを養う
- スティッフネスを意識し、無駄な力を使わずに効率よく動作を行う
といったポイントを意識しました。
やってみると、驚くほど難しく、普段のトレーニングでは意識していない小さな筋肉や神経系がフル活用されるのを感じました。
最初はバランスを取るのが精一杯でしたが、繰り返すうちに少しずつスムーズに動けるようになりました。
変化を実感した瞬間
セミナー後、自分の動きが明らかに変わったことを実感しました。
特に、
- スポーツ時の踏み込みが安定した
- 急な方向転換でもバランスを崩しにくくなった
- 片脚での動作に自信が持てるようになった
- 体全体のスティッフネスが向上し、無駄な力みが減ったことで効率よく動けるようになった
といった変化がありました。単なる筋力アップではなく、実際の動作が向上する感覚は、これまでの筋トレとはまったく異なるものでした。
一般の人にも役立つトレーニング
このトレーニングはアスリートだけでなく、一般の人にも大いに役立つと感じました。
例えば、
- 日常生活での動きの向上:階段の上り下りや歩行時のバランスが安定する。
- 転倒予防:特に高齢者にとって、バランス能力を鍛えることは転倒リスクを減らすのに役立つ。
- デスクワークによる体の不調改善:長時間座っていると衰えがちな体幹や脚の筋力を効果的に鍛えられる。
- スティッフネスの向上による姿勢改善:体幹の安定性が増し、猫背や腰痛の予防にもつながる。
- エコロジカルアプローチを活用した動作改善:実際の生活環境に適応する形で体の使い方を最適化できる。
このように、スポーツをしていない人でも、日常動作をよりスムーズにし、体の使い方を改善することができるのです。
まとめ
フランボッシュの「Strength Training and Coordination」セミナーに参加し、学んだことは「筋力は単に鍛えるだけでなく、使える状態にすることが大切」ということでした。特にスティッフネスの向上を意識することで、より効率的に力を発揮できるようになり、スポーツだけでなく日常生活の動作にも良い影響を与えます。
また、エコロジカルアプローチや制約主導アプローチを活用することで、自然な動作の中で適応能力を高め、より実践的な身体能力を養うことができます。
従来のウェイトトレーニングも大切ですが、それだけではスポーツや日常生活での動作には十分に活かされないことがあると実感しました。
もし、あなたも筋力と動きの質を同時に向上させたいなら、ぜひフランボッシュの理論を取り入れてみてください。最初は難しいかもしれませんが、続けることで確実に効果を感じられるはずです!アスリートに限らず、健康的な体を目指すすべての人におすすめできるトレーニングです。